渋沢教会
更新日:2009.03.04

3月01日 詩編による説教「人を絶やさず」

浜崎 孝牧師
詩編12編1〜9節
マルコによる福音書11章12〜14節

詩人は、「主の慈しみに生きる人は絶え/人の子らの中から信仰のある人は消え去りました」と言っています。こういう現実こそ悲惨です。 なぜなら、「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません」(ヘブライ人への手紙11:6)。詩人のように、 「主よ、お救いください」との祈りが切実に必要です。

しかし、そのように祈る詩人は、「主の慈しみに生きる人」だったのではないでしょうか。この「信仰のある人は消え去りました」と言わねばならない社会に、 その救いを祈り求める信仰の人がまだ生きているということ、それは、「彼らがあえぎ望む救いを与えよう」としている主なる神さまの愛の現れにほかなりません。 私どもはこの信仰の詩から、「わたしは信仰の人を絶やさない」という主ヤーウェの愛の宣言を聴き取りましょう。

マルコは、キリスト・イエスさまがいちじくの木に「実がなってはいないかと近寄られた」出来事を伝えていますが、実はその出来事は、 イエスさまが信仰の人を探している方であることを示したものなのです。そして、イエスさまは、この世界の危機のため、 あなたを詩編の信仰者のように生きるようお召しになったのでは……。イエスさまの愛を想起しましょう。