渋沢教会
更新日:2009.03.25

3月22日 詩編による説教「『神などない』か」

浜崎 孝牧師
詩編14編1〜7節
マタイによる福音書9章1〜8節

この詩文は、「神を知らぬ者(ナーバール)は心に言う/『神などない』と」で始まっています。イザヤ書32章6節には、 「愚かな者(ナーバール)は愚かなことを語り/その心は災いをたくらむ」という預言が記されています。 その時代の人と社会の批判精神になった預言者の信仰につながる詩なのです。

私どもは隣人から、「神などない」という言葉を何度も聞いたように思います。しかし、それは私どもの心の声としても発せられたものではなかったでしょうか……。 私どもは、それを軽薄に語ってはならないと自戒させられます。なぜなら、その心のありようは生活態度に現れ、深刻なことになったと指摘されているからです (1節後半と3、4、6節参照)。

預言者的信仰の詩人は、「主は天から人の子らを見渡し、探される/目覚めた人(マスキール:前の口語訳聖書では「賢い者」と訳されていた)、 神を求める人はいないか、と」と語っています。腐敗している人々とその社会からマスキールを探す神さまの心は何でしょう。 虐げられた人は勿論、ナーバールをも救おうとするご慈愛です。「神は従う人々の群れ(教会!)にいます」(5節)という証しを立て、そのご慈愛に応えましょう。