渋沢教会
更新日:2009.12.08

12月6日 詩編による御言葉の説教「お前を救おう」

浜崎 孝牧師
詩編35編1〜28節
ルカによる福音書1章26〜38節

 

詩編35編は、アドヴェント(待降節)に読む聖書個所としてふさわしいものの一つです。この信仰の詩は、 「どうか、わたしの魂に言ってください/『お前を救おう』と。」と祈っていますね。いわばそういう祈願への神さまからの答えが、 クリスマスの出来事だったのです。天使はマリアに、「あなたは……男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」と語りかけました。 イエスという名は、「主は救い」という意味でした(新共同訳聖書に所載の「用語解説」参照)。イエスさまが来臨されたクリスマスの出来事は、 「お前を救おう」という神さまの愛の語りかけでした。そして、そういうことがどんなに有難いことかは、あの菅家利和さんのことを想い起こせば良くわかります。 「無実なわたし」というものを誰からも信じてもらえず、絶望していた菅家さんに、「あなたを支える」と言う人が現れたからこそ、 今日の釈放とやりなおし裁判が実現しているのです……。

詩編35編には、救いを求める理由が複数語られています(敵、同胞の非人間的な仕打ち、病気からの救いなど)。 しかし、詩人の内面にも救いの課題が見出されます。そして、私どもにも、「お前を救おう」と宣言してくださる神さまの愛が必要ですね。