渋沢教会
更新日:2010.5.26

5月23日 詩編による御言葉の説教「コイノーニア」

浜崎 孝牧師
詩編133編1〜3節
使徒言行録2章42節

 

「兄弟愛の讃歌」と言われる詩編133編ですが、新英訳聖書(NEB)は「座っている」という語を「礼拝する」と取ることも出来るということで脚注に、 to worshipと表示しています。1節の表題の部分には、「都に上る歌」とありますが、 これもシオンの都の神殿へ礼拝に行く時の想いを詠った詩だということを示しています。 この信仰の詩は、主なる神さまを礼拝する兄弟姉妹がそれによって与かっている祝福(霊的交わりの恵み)書いたものなのです。

使徒言行録2:42は、ペンテコステの日に起こった出来事(聖霊降臨)は「神は真実な方です」と言い表さないではいられない、 熱心な「相互の交わり(コイノーニア)」を形成したことを証言しています(コリントの信徒への手紙 一 1:9参照 「キリストとの交わり」もコイノーニア)。 この世界は、非人間的な競争や格差から争いを生じ、「見よ、兄弟が共に座っている」とは言い難いところです。 しかし、詩編の信仰者が表現したことはただ詩の世界のことではなく、現実に祝福されたのです。 主日礼拝から形づくられるコイノーニア――その美しい霊的出来事から人間らしい共同体形成の希望が見えてきます。