渋沢教会
更新日:2010.9.30

9月26日 召天者記念礼拝における御言葉の説教「うつろな帰国」

浜崎 孝牧師
ルツ記1章19節b〜22節
ペトロの手紙 一 3章13〜22節

 

聖書は、信仰を抱いて死んだ人々が行く天の御国のことを、「天の故郷」(ヘブライ人への手紙11:16)と言っています。 ですから、召天という出来事は天のふるさとへの帰郷なのです。

「うつろな帰国」という小見出しが掲げられているルツ記1:19b以下は、天の故郷への帰郷を語ったものではありませんが、 私どもはどのような祈りをもって天の故郷を熱望していったら良いかを考えさせてくれます。

ナオミ姉の故郷ベツレヘムへの帰郷は、絶望的な思いに覆われたものであり、言わば神さまへの恨み言を口にした「うつろな帰国」でした。……私どもには、 天のふるさとへの帰郷をうつろなものにはしない祈りが必要です。

ナオミ姉は、あの恨み言の中ででしたが、主なる神さまを「全能者」と呼びました。ほんとうに主は何でもお出来になる方であり、 ナオミ姉や私どもを愛してくださることにおいて全能なのです。ナオミ姉の「うつろな帰国」は、全能者の愛のお力で、 喜びや感謝に満ちた人生への契機にされたのでした(ルカによる福音書23:39以下参照)。全能のイエスさまにあって、 天の御国への充実した帰郷を祝福していただきましょう。