渋沢教会
更新日:2010.12.09

12月5日 詩編による御言葉の説教「地の果てからの声」

浜崎 孝牧師
詩編61編 1〜9節
マルコによる福音書13章24〜27節

 

詩編61編は、「心が挫けるとき」の体験を語っています。その体験は深刻だったようで、「地の果てからあなた(神さま)を呼びます」と言っています。 携帯電話のディスプレイに「圏外」と表示される所からは、助けを呼ぶことは出来ませんね。詩編の信仰者は、そういう所に置かれても諦めず、 「神よ、わたしの叫びを聞き/わたしの祈りに耳を傾けてください」と呼びかけたのです。

福音書には、「人の子(キリスト)は天使たちを遣わし、地の果てから天の果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める」と記されています。 その「地の果て」には、地理的なそればかりでなく、心境のそれも含まれているはずなのです。つまり、「地の果て」も、 キリスト・イエスさまのご慈愛が届いている所なのです。ですから、信仰の詩人のように、「地の果て」から声をあげ、 イエスさまから選ばれた人にふさわしい祈りの路づくりをすることが大切なのです。ほんとうに、「どんなときでも/苦しみにまけず、 くじけてはならない。/イェスさまの、イェスさまの愛をしんじて。」(讃美歌533番:重い病気で心を挫かれた幼子の祈り)なのです。