渋沢教会
更新日:2011.1.20

1月16日 フィレモンへの手紙による説教『琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)して』

古畑 和彦牧師
詩編 第31編24〜25節
フィレモンへの手紙 1〜7節

 

この手紙は、使徒パウロによって書かれた「逃亡奴隷を許してほしい」という全く個人的な手紙です。しかし、パウロは、個人的な内容だからと手を抜くことなく、 自分の信仰と愛を注ぎ出して手紙を書いています。この手紙の宛先人フィレモンも「主イエスに対するあなたの信仰と、 聖なる者たち一同に対するあなたの愛とについて」(5)パウロから高く評価される人物でした。この愛は、 パウロや教会の仲間たちに「大きな喜びと慰め」(7)を与えました。

パウロもフィレモンも、主イエスに対する信仰という縦軸と、隣人に対する愛という横軸を兼ね備えた人物でした。 そして、パウロとフィレモンが醸(かも)し出す信仰と愛の音色が、琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)したとき、奴隷制度に依存する社会は崩壊していくことになります。 私たちは、私たちの信仰と愛によってどんな音色を響かせていくのでしょうか。琴瑟(きんしつ)(琴と大琴)などはとても無理でも、 カスタネットでもトライアングルでも自分らしい信仰と愛の音色を響かせていきましょう。そして、私たちの周りの方々に慰めと喜びを与える者とさせていただきましょう。