渋沢教会
更新日:2011.2.03

1月30日 フィレモンへの手紙による説教『今は、役立つ者となって』

古畑 和彦牧師
ヨブ記 第22章1〜10節
フィレモンへの手紙 8〜14節

 

奴隷オネシモ(「役立つ者」という意味)は、主人の金品を奪って逃走してしまいました。「役立つ者」どころか、「役に立たない者」、 むしろ「害をもたらす者」だったのです。しかし、福音の奇跡が起こりました。今は回心して、正真正銘の「役立つ者」となったのです。 しかし、生まれながらの奴隷であったオネシモに何ができるでしょうか。教育は受けていません。常識も、礼儀作法も教えられていません。 信仰にしても、パウロから直々に教えを受けたといっても、とても人の役に立つとは思えません。他人事ではありません。私たちも、 真剣に自分を見つめると、神と隣人に対して、何の役にも立たない者であることを思わされます。しかし、神はキリストの十字架の贖いのゆえに、 何かができるから役立つというのではなく、存在そのものを「役立つ者」として喜んでくださるのです。だからこそ、私にできる精一杯のことをもって、 隣人に、家族に、社会に、仕えていくことができるのです。