渋沢教会
更新日:2011.7.13

7月10日 御言葉の説教「旧約聖書から@〜ノアの箱舟」

大井 啓太郎牧師
創世記6章1〜22節
ヘブライ人への手紙11章7節

 

旧約聖書のノアの箱舟の話では、洪水の原因が11節にあるように「神の前に堕落し、不法に満ちて」人間の悪が増したためと語ります。 堕落とは、その生活だけを言うのではなく、自分の力を過信し、主なる神をないがしろにすることを指します。人間の傲慢が、自然の力を軽視してしまい、 大惨事が引き起こされるという事は、今も昔も歴史が証明していることです。そして、現在世界で起きている気温上昇や海水面の上昇、異常気象は、 人間による自然破壊が大きく影響していることを、人間自ら突き止めています。そのような意味でノアの洪水物語は、過去の物語ではなく、 今私たちが向き合わなければならない警告でもあるのです。

このノアの洪水から私たちが学ぶべきことは何でしょうか?まず第一は6:22「ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした」ということです。 神を信じるということ、それは私たちに冷静で慎重な目を与えます。不法と堕落が満ちた時代の中で、何が大切なことなのかを見分けることができます。 すべてを失うような失意の中にあっても希望という大切なものを守ることができます。また、8:20には「主のために祭壇を築いた」とあります。 ノアが箱舟から出て最初にしたこと、それは礼拝することでした。主の日に礼拝を守ること、これはノアが人々のあざけりの中で箱舟を作ったことと同じように、 人々の目から見れば無価値なことと思われるかもしれませんが、人生を完成へと作りあげていくためには、私たちにとってなくてはならないものなのです。 私たちは、主なる神との契約の中に生かされています。

「その日、その時は誰も知らない。…だから、あなた方も用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」 (マタイ24:36―44)いつ主のみ前に進み出ても恥ずかしくないように、できることを精一杯して主にお仕えしていきましょう。