渋沢教会
更新日:2011.7.30

7月24日 御言葉の説教「旧約聖書からB〜遠回りしたヨナ」

大井 啓太郎牧師
ヨナ書1:1〜10
マタイ12:38〜41

 

なでしこジャパンのワールドカップ優勝に日本中だけでなく、世界中が沸きました。身長なども完全に劣る日本が逆転優勝しました。 日本中があきらめないことの大切さを教えられました。被災地の方にとっても、これは大きな慰めと励ましになったことでしょう。 彼女たち自身にとっても、ただ自分のために戦うのではなく、希望を届けたいという強い思いが与えられ、このような驚異的な粘りになったことは間違いありません。 使命を帯びるとき、人は強くなります。

ヨナもまた、神様から「大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている」という使命を託されていました。 この大いなる都ニネベとは、イスラエル民族の脅威であった、アッシリア帝国の首都でした。このような敵国に預言に行くことに不満を覚え、 彼は全く反対のほうに逃れようと船に乗ったのです。しかし、船はあらしに遭遇し、今にも沈没しようという中で、このような嵐は、 誰かのせいだという話になり、くじはヨナに当たり、海にほうりまれてしまいます。聖書を注意深く読むと、ヨナは下向きの行動ばかりをとっていることが分かります。 3節では、ヤッファに「下り」、さらに5節では「船底に降りて」更には、15節「海にほうりこまれ」たのです。彼の人生が、 主なる神から離れることによってまっさかさまの人生になったことを、これらの言葉は暗示しているのです。そしてヨナは大魚にのみ込まれ、 3日間生死の境をさまよいました。彼はそこで、悔い改めの祈りを祈りました。その祈りを主なる神様は聞き、彼を助けもう一度ニネベに遣わすのです。 彼は、すぐにニネベに行き「あと、40日すれば、ニネベの都は滅びる。」と悔い改めを迫りました。その言葉を聞いたニネベの住人は、一笑に付して信じないどころか、 王様までも信じて断食の命令までだして、町中は悔い改め、町は守られました。しかし、ヨナは不満でした。主なる神から与えられた使命を果たすことができたのに、です。 彼の思いは、神様と一致していませんでした。私たちも神様の心を自分の心とし、神様からの重要な使命に生きたい。