渋沢教会
更新日:2011.11.11

10月9日 御言葉の説教「主よ、来て下さい@〜貧しさの中で」

大井 啓太郎牧師
ルカ6:20〜26
イザヤ61:1

 

友愛セールがある今月は社会問題について聖書から考えましょう。第1回として、「貧しさ」を取り上げます。 東日本大震災で、家や仕事を失った人々の中にはホームレスとなってしまった人もいますし、現在の経済状況の中で、 しっかりとした仕事に就けない若者も大勢います。アメリカではTVや新聞で報道されているように、全米規模のデモが起きており、 貧富の格差に対する不満が爆発しています。『世界から貧しさをなくす30の方法』という本を開きながら、 TVで暴動を流している中で「金融資本主義はおかしい」と思い、つつましくカップラーメンを食べて、ちょっとした貧しさ感を体験していた時に、 その本はカップラーメンやチョコやコーヒー、水、ネコ缶に至る、 安く輸入される品物の多くが世界の人々の暮らしを脅かしていると指摘していたのです!その人たちはツイッターやフェイスブックで、 自分たちの窮状を訴えることのできない、そのようなものがあることさえ知らない人々なのです。

その本は、フェアトレード、つまり適正な価格で物を買うということ、自給自足を目指すシンプルライフなどを勧めます。 しかし、私たちの生活や、物の考え方そのものを変えなければ、やはり私たちは安くて良い物を求めようとする中で、見えないところで、 搾取する側になってしまうでしょう。

だからこそ聖書は、主イエス様は、私たちに「貧しい人々は幸いである」と宣言されるのです。私たちの生き方で大切なのは、豊かになるということではなく、 貧しさの中で精いっぱい生きる、分かち合うということです。主イエスは、この地上で豊かになるということを求めませんでした。 あの荒野での悪魔の誘惑があった時、この地上での栄華を得ようとすれば得られましたが、それ以上に素晴らしい栄華を知っていました。 それは、天の国の栄華です。永遠の真の豊かさがあることを、主イエス様は私たちに示して下さいました。その永遠の豊かさを得るために、 私たちは愛することを主の姿から学ぶのです。