渋沢教会
更新日:2012.2.15

12月25日 御言葉の説教「メリークリスマス!」

大井 啓太郎牧師
ミカ5:1
ルカ2:1〜12

 

私たちの救い主イエス・キリストは、約2000年前、ローマ帝国が世界の覇者であった頃、この世界に誕生しました。 当時はパックス・ロマーナ(ローマの平和)と呼ばれた、ローマ帝国の最盛期でありました。しかしその頃の世界と今では文明の進歩の差こそあれ、 人間の本質は何等変わっていません。苦しみ・悲しみ・妬み、特に、自己中心的な生き方は周りの人々を苦しめ、悲しませるものですが、 ローマ帝国の平和はまさに、自己中心的な平和であり、近接する諸国家・諸民族を侵略して得た、偽物の平和でありました。まさに力が全て、 権力が全ての時代に、御子イエス・キリストは本当の平和をもたらすために全く無力な乳飲み子として、全く力ない被征服民の大工の息子としてこの世にやって来たのです。 それはただただ神の時、神の方法でありました。人類の祖である、 アダムから始まった罪を神はイエス・キリストという一人の存在によって清めるために偽物の平和の中に突入して下さったのです。

2011年は、誰もが経験しなかった東日本大地震と、原子力発電所の事故という未曾有の災害で、私たちの誰もが、自分自身の生き方を問われたように思います。 メリー・クリスマスと、心から喜べない思いになっておられた方もいると思うのです。しかし、このような人々の嘆きの時にこそ、神はご自身の力、 本当の愛を示されるのです。闇が深ければ深いほど、光は輝きを増すのです。主イエスは、宿屋ではなく、家畜小屋で生まれました。 それは、人間が彼を受け入れなかっただけでなく、主ご自身がそのことを望まれたのです。そのような人間の悲惨な状況に主が立たれるために、です。 家を失い、寒さ厳しい仮設住宅で生活している人々の辛さを主は知っておられます。日々の糧を得ることが、いかに難しいか、主は知っておられます。 病の苦しみを主は知っておられます。全世界の救いのためにお生まれになった主イエス・キリストの産声をあなたの心の耳で、聞いて下さい。心から「メリークリスマス!」