渋沢教会
更新日:2012.2.19

1月22日 御言葉の説教「神の協力者テモテ」

大井 啓太郎牧師
申命記6:4〜9
テサロニケ1 2:17〜3:5

 

テサロニケ教会の人々が経験した迫害は、現代でも起こっています。イスラム教圏や共産主義の国々では、キリスト教の布教が禁止されている所や、 差別がなされているところは多くあります。昨年、私が訪問した香港でさえ、中国に返還された1997年前後は、教会が弾圧されるのではという推測がなされ、 私たちカンバーランドの群れの兄弟姉妹も多数、外国に移住してしまいました。中国本土では、外国人宣教師を認めておらず、 「神の国と神の義をまず第一にしなさい」という美しいゴスペルも、「神の国を第一としなさい」という歌詞が国を第一としないということで、 歌ってはいけないとされるのです。しかしそのような国でも、神の福音は、人々の心をとらえます。今日、取り上げるテモテのように。

テモテという人物については、使徒16章に詳しく書かれています。彼は、「評判のよい人物(使徒16:1-2)」であり、 ギリシャ人の父とユダヤ人の母エウニケを持つ、今でいうハーフでありました。祖母ロイスも信仰に篤い人であったことが、2テモテ1:5に記されています。 今でこそ、ハーフといえばかっこいい響きがありますが、しかし当事者としては、自分がいったい何人なのかという葛藤を経験していたはずです。 自分のアイデンティティはどこにあるのか?と。しかし、きっと福音が、「私たちの国籍は天にある」と彼の心に語りかけ、彼は信仰に目が開かれていったのです。 彼はパウロの弟子として、パウロの伝道旅行に従い、ローマまで行ったことが、他の手紙から推測できます。使徒パウロの異邦人世界への宣教は、 実はこのテモテの支えなくしてはなしえなかったのです。パウロにとって、テモテはまさに神様が送ってくれた協力者だったのです。