渋沢教会
更新日:2012.2.21

2月5日 御言葉の説教「ここへ私を遣わしたのは」

宮島 熱示伝道師
創世記45:1〜8
ヘブル人への手紙11:21、22

 

私たちの周囲には、心に傷を負った人々が多くいますが、もしかしたら私たちも例外ではないかも知れません。エジプトのヨセフの生き方を見ますと、 過去の傷が癒された人の良い例ではないかと思います。

ヨセフはヤコブの12人兄弟の下から2番目でした。彼は父親から特別に可愛がられ、おまけに自分が偉くなるという夢をみんなの前で得意げに話すものですから、 兄弟たちから憎まれ、17歳のときに、奴隷として売られることになり、エジプトへ連れて行かれました。しかし、神は彼と共におられたので、 夢を解き明かすという知恵が与えていました。ある日、王さまの見たある夢がきっかけとなり、エジプトの高官になりました。当時、全地に及ぶ飢饉が到来し、 ヨセフの兄弟たちも食料を求めてエジプトに来ることになりました。そこでヨセフは兄弟たちに再会したのです。

ヨセフは自分の立場を利用して、自分を売った兄弟たちに対し、復讐することもできたでしょう。しかし、彼は人間の企ての背後にも神の御手が働いていること、 また自分自身がそのご計画の中に生かされ、用いられていることを見ることができました。

「わたしをここへ遣わしたのは、あなたたちではなく、神です。」(創世記45章8節)「あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、 神はそれを善に変えてくださいました。」(創世記50章20節)そのように告白することができました。人間の悪事も善に変えることのできる神が存在する。 そうように信じたところに、心の癒しの秘訣があるのです。ぜひ、私たちもヨセフのように「それでも、神が最善をなしてくださったのだ」と告白し、 神を礼拝する者とならせていただきましょう。