渋沢教会
更新日:2014.2.8

1月26日 御言葉の説教「イサクの花嫁」

大井 啓太郎牧師
創世記24:50〜67
ヘブライ11:1

 

 アブラハムの僕エリエゼルがリベカに「水がめの水を少し飲ませてください」と頼んだところ、彼女は快く、 「どうぞ、お飲み下さい。らくだにも水を汲んで来て、たっぷり飲ませてあげましょう。」とエリエゼルだけでなく、 従者や10頭ものらくだに水を汲んで飲ませてくれたのです。 それは大変な重労働だったのです。見ず知らずの人にここまで親切にするリベカは僕の祈り通りの女性だったのです。 そして彼女が、アブラハムの一族であることを知ると僕は、思わずひざまずいて主を伏し拝み、「主人アブラハムの神、 主はたたえられますように。主の慈しみとまことは私の主人を離れず、主は私の旅路を導き、 主人の一族の家にたどり着かせて下さいました」と祈りました。 リベカの兄のラバンは、僕からいきさつを聞き、主なる神の導きを知り、結婚を認めました。

 しかしあくる朝エリエゼルは、もう帰らせて下さいというのです。 これには、ラバンも母ミルカも驚いたことでしょう。昨日、結婚の話がでて、確かに認めはしたが、 いろいろな準備もあるし何より家族が離れ離れになるのです。別れが淋しい。 10日ほど待ってほしいというラバンたちの気持ちはよくわかるのです。

 しかし、リベカは違っていました。58節「お前はこの人と一緒に行きますか」という問いに迷うことなく、 「はい、参ります」と答えたのでした。どんな相手か分からない、どんな生活になるかも分からないにもかかわらず、 神の導きを信じて彼女は家族を残し、旅立つことを決心します。長い旅の末、リベカたちはカナンの地に着きました。 そして最初に見たのは夫となるイサクの姿でした。63節では彼は散策をしていたとありますが、いくつかの英語の訳では、 黙想をしていたとありました。母を亡くし、孤独を感じていたのかもしれません。そこに美しい娘が現れたのです。 イサクはリベカを母サラが使っていた天幕に案内して、もてなしたのです。これは正式に妻とする証しでありました。 アブラハムのそれに似た、リベカの信仰の決断、リベカを祝福し送りだしたラバンらの信仰の決断に私たちも倣いたい。