渋沢教会
更新日:2014.3.17

3月2日 御言葉の説教「嘘の結果は」

大井 啓太郎牧師
創世記27:41〜28:5
マルコ4:30〜32

 

 祝福を横取りされたエサウの怒りは、弟ヤコブを殺すことを考えさせるまでになっていました。 それは隠しておけるようなものではなく、すぐに母リベカが知るところとなったのです。 もとはと言えば、リベカがヤコブを愛するあまり起きた事件です。リベカは、ヤコブにすぐに逃げるように伝えました。 行き先は、自分の実家であるハランでした。そこにはリベカの兄ラバンがいました。 そして、その逃避行が、あたかも正しいことかのようにするために、リベカは、 夫イサクにヤコブがエサウのようにヘト人から妻を迎えないよう、ハランへいくことをにおわせたのです。 イサクもまた、エサウの妻たちのことでは、快く思っていなかったので、ヤコブにハランで嫁探しをするように命じて、 ヤコブは命からがら脱出することができたのです。ハランに満ちた旅が始まりました。 彼は、祖父アブラハムが神に導かれた道を戻っていったのです。彼の姿はそのまま祝福の逆戻りを意味していました。 しかし、神はヤコブを見捨てませんでした。いや、人が神と出会うのは、実に苦境にあった時なのです。 彼はすべてを失ってハランに向かう途中に、神と出会うのです。

 一方、エサウはヤコブが逃げたことを知り、喜んだことでしょう。しかし、そのことで、 エサウはエサウ自身の間違いに気づかされました。自分勝手にヘトの女性と結婚したことが、 親の不興を買っていたと知ったのです。もうひとりのアブラハムの息子、 叔父にあたるイシュマエルの娘マハラトを妻に迎えて、親の気持ちに沿おうとしたのです。

 この物語から私たちが学ぶべきこと、それは嘘が人生を狂わすということです。先週もお話ししましたが、 詐曲をしたあの人に象徴されるように、嘘が人生を狂わせるのです。十戒に嘘をついてはならないとあります。 誠実に生きることを主は私たちに求めておられます。