渋沢教会
更新日:2014.4.20

4月6日 御言葉の説教「決死行」

大井 啓太郎牧師
イザヤ53:1〜12
ルカ18:31〜34

 

 イエス様が宣教を始められたのは30歳を過ぎてからのことで、それから約3年半、北のガリラヤを中心として、病人をいやし、 神の国をのべ伝える活動をされました。 マタイ、マルコ、ルカ福音書にはエルサレムに行かれたことが十字架にかかる時の一度しか記されていませんが、 ヨハネ福音書には何箇所かエルサレムでの出来事が記されています(2:13-、7:10-、10:22-など)。 中でも、2章13節以下では、不思議にもエルサレム神殿の宮清めの記事が最初の奇跡を行った後に書かれています。 ヨハネ福音書の著者は、祭司や律法学者といった人々と対立する緊張関係の中で、 それでも十字架にかかり死ぬためにエルサレムに向かう主イエスの姿を読者に示していると思われます。 主イエス様は、弟子たちには幾度となく、ご自身の死と復活について語っておられましたが、弟子たちは、 そのことが理解できませんでした。そのようなことを認めたくなかったのです。 弟子たちには、様々な思惑がありました。ユダヤをローマから解放してくれる革命家のように思っていた者。 王として自分たちも偉い地位につけると思っていた者。いろいろな思いがありましたが、 反対者のいるエルサレムに上ることには反対だったのです。マルコ10章32節には「恐れた」とあります。 弟子たちは、捕まることを恐れました。まさに決死行だったのです。

 それでも主は「エルサレムへ行こう」と弟子たちを、そして私たちを招かれます。 私たちは、どのような態度で主イエスに従っているのだろうか。 喜んで従っているのか、それともおびえながら従っているのか。 主イエス様に従うということは、喜びもあるが苦難もある。サタンが試みにあわせることもある。 そのような中でどのようにして主と共に歩むかということを、主のご受難と復活を覚えるイースターを前に考えたいのです。