渋沢教会
更新日:2014.7.19

6月29日 御言葉の説教「涙の再会」

大井 啓太郎牧師
創世記33:1〜20
マタイ5:21〜26

 

 兄弟というのは、一番近い関係ながら、だからこそいろいろな利害が対立し、関係が悪くなりやすい。 今話題の『アナと雪の女王』も姉妹が主人公でした。分かりあいたいのに、分かりあえない。 兄弟仲良く生きるというのは、案外難しいのかもしれません。

 ヤコブも叔父ラバンのもとから帰る決意をしましたが、だました兄が恐ろしく動けないでいるところに神様が現れ、 相撲を取る中で勇気を与えられたのです。「イスラエル」(神に勝つ)という新しい名をもらい、 まさに別人のようになって彼は兄に会う力を得たのです。しかし、それは、力で相手を打ち負かすような力ではなく、 自らの非を認め、兄に心の底から謝るという勇気でした。

 エサウもヤコブが帰ってくることを知った時、最初は心穏やかではいられなかったと思います。 400人もの人を連れてきたのは、いざということを考えていたからでしょう。 しかし、ヤコブの姿を見て、それはやはり、神様によって変えられたということを、エサウも分かったのでしょう。 7度地にひれ伏しながら近づいてくる弟ヤコブに心動かされ走ってきて、彼を抱きしめ、共に泣いたのです。 憎しみはすべて取り払われたのです。ヤコブは、エサウに家族を紹介し、家畜などの贈りものを贈りました。 ヤコブはこうして関係を実際にも関係を修復したのでした。 エサウは彼らと同行しようとしますが、ヤコブはやんわりとそれを断り、エサウとの距離を置きました。 彼の言葉には、兄を警戒するようにも読めますが、お互いがお互いを干渉しない必要な距離感があることを私たちに教えてくれるのです。

 主イエス様は、「まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰ってきて、供え物を献げなさい」と私たちに語ります。 このように和解するなら、必ずあなたの人生は喜びの人生へと変わります。