渋沢教会
更新日:2014.8.24

8月17日 御言葉の説教「キリストの祖、タマル」

大井 啓太郎牧師
創世記38:1〜19
マタイ22:23〜33

 

 ユダは、兄弟たちとは別な生活を始めた。彼はカナン人を妻としました。アブラハム・イサク・ヤコブが同族の娘を妻に迎えたのとは対照的です。 さらに彼は、長男のエルにカナン人の女性タマルを与えたのですが、不幸なことにエルは、子どもをつくる前に、死んでしまったのです。 次男オナンが兄の家を絶やさない義務がありましたが、家督欲しさからその義務を果たしませんでした。そのことが神の怒りに触れ、オナンも又、死んでしまう。 二人の子どもが相次いで死んで、タマルはもう一人の息子シェラに嫁ぐことになるはずでしたが、 この時ユダは息子たちの死の原因がタマルにあると考え、彼は体のいい言い訳で、タマルを実家へと返してしまったのでした。しかしシェラが成人しても、 タマルが呼び戻されることはありませんでした。彼女はユダに捨てられてしまったのです。離縁ならまだしも、そのことも許されず、 新しい人生を踏み出すことが許されない、かい殺しのような状態だったのです。

 そのような時にユダが、近くの町にやってくるという知らせをタマルは聞いたのです。彼女はそこに出かけて、遊女の格好をしてユダを誘ったのでした。 その時、彼は報酬として子ヤギを与えることを約束しますが、その子ヤギが届く保証の品として、彼は印章と杖を差し出しました。数ヵ月後、タマルは妊娠し、 そのことがユダの耳に入ると、彼は姦淫の罪を犯した嫁に対して非情にも焼き殺せと言いますが、タマルから受け取ったものを見て、その相手が自分だったと知るや、 ユダは「彼女のほうが正しい」と彼女の正しさを認めました。そして、タマルは双子のペレツとゼラを産むのです。そして、ユダ族はこのペレツから続き、 イエス・キリストにつながっていくことになるのです。

 精一杯、正しく生きたタマルによって彼女はキリストの祖となったのです。私たちもまた、再び来てくださる主のために精一杯生きよう。