渋沢教会
更新日:2014.9.7

8月31日 御言葉の説教「不思議な夢」

大井 啓太郎牧師
創世記40:1〜23
使徒10:9〜16

 

 獄中のヨセフは、どうすることもできず、ただ時間だけがむなしく過ぎて行きましたがそれでも、ヨセフは自暴自棄になるようなことはなく、 看守の代わりに、囚人たちの世話をして信頼されていったのは、先週お話しした通りです。

 そのような生活をしていたヨセフに、ある日、転機が訪れました。王の怒りにふれた、2人の宮廷の役人が投獄されてきたのです。 彼らの仕事は料理と給仕でしたから、何かしら王の食事に関係したことで、罪を問われたのでしょう。ヨセフはポティファルから、彼らの世話をするよう命じられました。 そしてそれから数日が経ち、彼らは同じ夜に夢を見て、次の日に、ヨセフに夢の内容を打ち明けたのでした。 ヨセフは彼らの夢の意味を告げました。給仕役の夢は、元の仕事に戻れるという良い夢でしたが、料理役の夢は、処刑されてしまうというものでした。 この時、ヨセフは給仕役に、自由の身になれた日には、自分のことを思い出してほしい、と頼んだのです。そして、3日後それらの夢は、現実のものとなり、 給仕役は元の仕事に、料理役は、木につるされてしまったのです。しかし、給仕役は、ヨセフを助け出すことをすっかり忘れ、この時から更に2年間、 ヨセフは獄中での生活を余儀なくされてしまうのです。

 夢と言うのは、専門家に言わせれば、無意識化にある自己の欲求や不安が現れたものだそうですが、神様が用いられる手段としての夢があるのです。 元外交官でクリスチャン作家の佐藤優(まさる)氏は、「聖書を読んだ後は、以前と違う夢を見るようになる」と語っています。 「若者は幻を見、老人は夢を見る」というヨエル書の預言のような神様が見せて下さる夢を見ることができるのです。見た夢を語り合いましょう。