渋沢教会
更新日:2014.9.21

9月14日 御言葉の説教「兄たちとの再会、その時」

大井 啓太郎牧師
創世記42:1〜25
マタイ10:40

 

 エジプト周辺諸国にも飢饉が襲い、ヨセフの父ヤコブは息子たちにエジプトに食料を買いに行かせました。 エジプトに着いた10人の息子たちは、すぐさま穀物を取引する場所に向かいました。世界各地からこのエジプトに食料を求めて、多くの人が集まっていたことでしょう。 穀物を買いに来た人々はまず宰相を拝してから購入できたのでしょう。そこで不審な者がいれば、取り締まっていたのでしょう。 そこにヨセフの兄たちがやってきたのです。7節には「一目で兄たちだと気付いた」とあります。 ヨセフにしてみれば、20年前とそれほど変わらない、いで立ちの彼らが誰であるかはすぐに分かったのです。しかし、兄たちはそれが誰だか分りませんでした。 ヨセフはエジプトの服を身にまとって名前もエジプトの名前を使っていました。そもそも、しげしげと顔を見ることなどできなかったのです。

 しかし、ヨセフは素知らぬふりをして、厳しい口調で「お前たちは、どこからやってきたのか」と問いただしました。 ヨセフはあえて外国のスパイという言いがかりをつけて、兄たちから情報を聞きだしています。その時、話が兄弟のことに及び、弟のことに触れた時、彼は一つの案が浮かんだのです。 弟を連れて来させるという案です。ヨセフにとってベニヤミンは、同じ母親から生まれた特に絆の深い兄弟だったのです。 その弟が自分のような冷たい仕打ちを受けているのではないかと心配したのです。 当初は憎しみの心しかなかったヨセフでしたが、兄たちの自分を殺そうとしたことを後悔する言葉を聞き、その憎しみは無くなっていきました

 私たちにも、許せない人がいるかもしれませんが、主の祈りにあるように、主なる神様に赦されている私たちですから、私たちも自分に負い目のある人を許すことが求められるのです。