渋沢教会
更新日:2014.10.6

9月21日 御言葉の説教「弟との再会」

大井 啓太郎牧師
創世記43:1-15a,29-30
エフェソ1:11-12

1.挨拶


 おはようございます。今日はさわやかな朝を迎えました。先週はスコットランドの住民投票などがあり、どうなるのかと思いましたが、独立はしないことになりました。 しかし、イスラム国への本格的な攻撃をアメリカやフランスがはじめ、キリスト教とイスラム教の戦争のような状態になりつつあります。 私たちは、互いの違いを超え平和に生きる道があることを神様から教えられていますが、それは簡単なことではありません。本当に神様のシャロームの訪れを願いましょう。


 それでは、いつものように、お近くの方と、神様のみ前に集うことができたことを感謝して、「あなたに平和があるように」という意味のへブル語「シャローム」 ギリシャ語「エイレーネー」遠くから来てくださった方にはねぎらいの思いを込めて「エレーネー」とご挨拶しましょう。それではどうぞ。


2.飢饉の継続


 さて、カナン地方に帰ったヨセフの兄弟たちでしたが、飢饉は続いていました。兄弟たちは早く、シメオンを助け出したいと願っていましたが父ヤコブは、 ベニヤミンをエジプトにやりたくないために、エジプトにいくことを命じませんでした。 息子たちが一生懸命説得をして、ここへきて食糧が底をつき、とうとう息子たちに、再度エジプトに行くことを命じました。 ヤコブはできるかぎり、エジプトの宰相の機嫌をそこねないよう、土産物に配慮しました。そして14節に書かれていますが、 「」と彼はすべてを神様に委ねることができるようになったのです。これは、創世記22章でアブラハムがイサクをささげようとした時の気持ちと同じではなかったかと思うのです。


3.弟との再会


 一行はエジプトに着きました。すると、ヨセフは自分の家に連れて行くように命じました。兄たちは、18節にあるように何かされるのではないかと恐れたのです。 そして、前回の銀貨が戻っていたことを執事に打ち明けました。それに対して23節にあるように執事は安心しなさい、 これはあなたたちの父の神がなさったことだと言ってくれたのです。ヨセフが帰り、兄たちに父の様子を尋ねた後、ベニヤミンに会いました。 ヨセフは30節「胸が熱くなり」陰で泣いたのでした。この後、ヨセフは盛大な食事を準備し、兄弟たちをねぎらったのです。


4.適用


 さて、今朝のみことばから私たちは3つのことが教えられます。

 @弟を愛するヨセフから

 20年以上離れ離れになっていた弟との再会を果たしたヨセフは、涙を流さずにはおれなかったのです。 兄弟とは、本来そういうものではないでしょうか?私たちキリスト者は、互いのことを兄弟姉妹と理解していますが、 それは主にあって血肉と同様の、いやそれ以上の兄弟姉妹であることの表明です。

 A運命を受け入れるヤコブから

 また、父ヤコブは当初、ベニヤミンをエジプトに連れて行かれることに反対でした。ヨセフを失った後、ベニヤミンが彼の慰めだったからです。 しかし、族長として彼は大いなる決断をしたのです。ベニヤミンを連れていかなければ、他の息子や、その家族が飢え死にしてしまうのです。 この時先に申しましたが、彼は、神に祈るのです。そして神様にお委ねする決断に導かれました。 私たちもどのような結果であっても神様にお委ねするという生き方を求められているのではないでしょうか?

 B最善を尽くそうとする兄弟たちから

 ヤコブの息子たちは、兄弟を取り戻すために、自分たちがどうなっても構わないと最善を尽くそうとします。 以前は妬みから、兄弟を殺そうとした者たちでしたが、自分を犠牲にしてまでも他者を救おうとするほどに成長していました。 私たちもまた、主の十字架の死によって罪赦され、命が与えられているのです。他者を生かそうとするような生き方を求められているのです。