渋沢教会
更新日:2014.11.02

10月12日 御言葉の説教「父との再会」

大井 啓太郎牧師
創世記46:1〜7,28〜34
エフェソ6:1〜4

 

 ヤコブは最愛の息子ヨセフが生きていると聞き、すぐさまカナンの地を旅立ちましたが、気がかりなこともあったのです。 それは、神様が約束して下さった土地を離れるということでした。息子にも会いに行きたいが、神様との約束を反故にすることはできない。 ヤコブは、ベエル・シェバで祈りました。すると神は、答えて下さったのです。「私は神、あなたの父の神である。エジプトに下ることを恐れてはならない。 私はあなたをそこで大いなる国民にする。私があなたと共にエジプトに下り、私があなたを必ず連れ戻す。ヨセフがあなたのまぶたを閉じてくれるであろう」と。 ヤコブはこの言葉に勇気付けられて、安心してエジプトに下ったのでした。

 そして、ヨセフは父ヤコブと再会しました。29節には、父との再会の場面が記されています。 ヨセフは何も語らず、父の首にすがったまま、ただ泣き続けたと聖書は記しています。エジプトに売られて約30年、ヨセフの気持ちはどれほどだったでしょうか。 それにもまして、ヤコブは「もう死んでもいい。」と言っています。親が子を思う気持ちが表れています。 そのように再会を喜んだヨセフでしたが、彼は家族に自分たちが羊飼いであることを告げるよう指示しました。 エジプトの宰相であるヨセフの家族ですから、都でヨセフのようなぜいたくな生活もできたはずです。しかし、ヨセフはナイル川の下流に位置するゴシェンで暮らすことを勧めました。 理由は一つに、エジプト人は農耕民族で、遊牧民族を快く思っていなかった事、そしてヨセフは、ヤコブや兄弟たちがエジプトの生活に慣れ、主なる神を忘れてしまうことを恐れたのです。 ですから、都で共に暮らすのではなくエジプト人との接触が少なくて済む、ゴシェンの地に住めるように考えたのでした。 ヤコブのように私たちも父なる神との再会を信じて信仰の旅を続けよう。