渋沢教会
更新日:2014.11.02

10月19日 御言葉の説教「新たな地でも」

大井 啓太郎牧師
創世記47:1〜12
ルカ8:22〜25

 

 ヨセフは、家族がエジプトに到着したことをファラオに報告しに行きましたが、その時に5人の兄弟たちを連れて行ったと聖書には記されています。 エジプトでは5という数字が良い数字だったのです。ファラオは、兄弟たちに「おまえたちの仕事は何か」と尋ね、兄弟たちは、ヨセフに教えられていた通り、 「先祖代々羊飼いです。牧草があるゴシェンに住まわせて下さい」と答えました。 ファラオは、どこでも好きな所に住むことを許可して、有能な者がいれば、ファラオの家畜の監督に召し抱えるということも言いました。 ファラオは、何から何までヨセフを信頼していたことが分かります。そして次に、ヨセフは父ヤコブを連れてきてファラオに紹介したのです。 ファラオはヤコブの年齢を尋ねました。ヤコブは130歳と答え、「わたしの生涯の歳月は、先祖たちには及びません」と付け加えました。 祖父アブラハムが天に召されたのは175歳、父イサクは180歳でしたから、これは事実でした。 ヤコブはこの後17年エジプトに滞在して天に召されましたから、147歳で天に召されたことになります。

 ヤコブ一族は新しいエジプトという土地に移っても、羊飼いとして生きる道を選んだのです。 ヤコブは、文明の最先端を行っていたエジプトの都を見て、きっと驚いたことでしょう。 しかし、羊飼い、遊牧の民としての生き方を捨てませんでした。それはすなわち、寄留者としての生き方です。 私たちも実は、ヤコブたちと同じ、神の国を目指して旅する寄留者なのです。 時代や生活様式はどんどんどんどん変わっていきますが、この時代に左右されることなく、いや主イエスの弟子たちのように、 時に時代の荒波の中に浮かぶ小舟のように左右されながらも、絶えず神の国を目指して歩みたいと思います。