渋沢教会
更新日:2014.11.02

10月26日 御言葉の説教「歓迎礼拝-ウエルカム 天国!」

大井 啓太郎牧師
創世記47:13〜26
フィリピ3:17〜21

 

 7年にも及ぶ大飢饉の中で、エジプトの人々は自分の持ち物を売りつくして、とうとう自分までも差し出して国民全体がファラオの奴隷となった、というのです。 今イスラム国が奴隷制を復活させ、戦闘で捕虜となった女性を奴隷として無理やり結婚したり、人身売買するということが大きな国際問題となっています。 そのような、非人道的な行為を行おうとは、今の私たちには考えられないことですが、しかし実は歴史をひも解くと、奴隷制は世界中つい最近まで行われていたことが分かります。 ですから、平等という概念は人間の歴史においてはつい最近までなかったのであり、またもろいものなのです。

 しかし、ヨセフの政策によって、人々は「命の恩人」(25節)とヨセフに感謝しました。これは一体どういうことでしょうか? ヨセフは自分自身が奴隷となった経験がある人です。ですから、その生活の苦しみは良く分かっていました。 彼は人々を奴隷にするためにこの政策を取ったのではなく、この一時的な飢饉を乗り切るためにそのような施策をしたのです。 収穫の5分の1だけを納めるだけでいいのですから。税で言えば私たちの方がこの時よりもはるかに多く納めているかもしれません。

 そのように、今も昔も私たちの生活は大変なわけですが、実は私たちには、本当に行くべき国があります。 それは天国です。先週、私たちの教会員のM兄が天に帰られました。突然のことで驚きましたが、M兄らしい生き方だったと思いました。 天の国を目指す生き方、それはこの地上に未練を残さないということです。 ちょうど『天国は本当にある』という実話をもとにした映画が封切られますが、私たちには主イエス様が約束して下さった本当に素晴らしい世界が待っています。