渋沢教会
更新日:2014.11.27

11月2日 御言葉の説教「父の願い」

大井 啓太郎牧師
創世記47:27〜48:22
Tコリント9:24〜27

 

 エジプトに移ったヤコブは飢饉が終わった後も17年ゴシェンで生活をしました。そこでの生活が暮らしやすかったのでしょう。 実際、多くの人々が、その後もエジプトに住み続けましたので、人口が増え、創世記の次に出てくる出エジプトの物語が生まれるのです。 しかし、ヤコブは違いました。ヤコブの願い、それは、神様が約束してくださったカナンの地に帰ることでした。ヤコブはヨセフにそのことを頼むのです。

 その後しばらくして、ヤコブは病気になりました。ヨセフは、その知らせを聞き、急いで二人の息子を連れて父の所に来たのです。 父ヤコブも、しっかりと体を起して、大切なことを伝えました。それはヨセフの二人の子どもを自分の子どもとするというのです。 その意味は、ヨセフを特に祝福するためにその相続分を2倍与えようとしたのです。

 しかし、その時ヤコブは長男マナセ次男エフライムを逆に祝福しました。エフライムに長子としての祝福を与えたのです。 これに対してヨセフは黙っていられませんでした。しかし、聖書には弟が祝福される例が数多くみられます。 カインとアベル、イシュマエルとイサク、エサウとヤコブ、ルベンとユダなど。制度として長男が、家督を継ぐという決まりがあっても、神の選びは自由であり、平等なのです。 そして実際にエフライム族はマナセ族より力をもつようになったのです。

 ヤコブの願いは、私たちへの父なる神の願いに通じます。神様は、私たちが約束されたご自分の所に帰ってくるのを心待ちにしておられるのです。 ヨセフは「必ずおっしゃる通りにいたします」と誓いましたが、私たちもヨセフのように父なる神様に対して、そのような誓いをたてたいのです。