渋沢教会
更新日:2014.12.28

12月21日 御言葉の説教「クリスマス 神の約束」

大井 啓太郎牧師
イザヤ9:1,5〜6
ヨハネ1:1〜5, 14〜18

 

 今年は第一次世界大戦からちょうど100年の節目の年ですが、世界から争いは無くなるどころか、激しさを増しています。アラブの春によって、 人々に自由がもたらされるかと誰もが期待していましたが、現実はイスラム教過激派による悲惨なテロ、暴力と略奪が横行しています。国内でも隣国の脅威と不安から、 集団的自衛権の行使容認や、スパイ防止法などが制定され、明らかに戦後では無くなりました。石油が高くても安くても、世界経済はバランスを失い、 生活は楽にはなりません。政治に対する期待も冷えて、今回の選挙では史上最低の投票率でした。地震など自然災害の危険も増すばかりです。 寒さと共に全く先が見えない闇の時代のただ中に、私たちは置かれている、今年はそんな思いでこのクリスマスを迎えました。

 しかし、だからこそ、聖書は「光は闇の中で輝いている」と私たちに告げるのです。希望を与えてくれるのです。 9節「その光は、真の光で、世に来て全ての人を照らすのである」と書かれています。 全ての人を照らす光、これこそ、主イエス・キリストのご降誕の意味なのです。光は私たちを導きます。 イザヤ書9:1「闇の中を歩む民は、おおいなる光を見、死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた」とあるように希望の光さえあれば、私たちは生きていけるのです。

 そして、もう一つ、ヨハネ福音書が私たちに語ること、それは14節「言葉は肉体となって、私たちの間に宿られた」ということです。 神は私たちを愛して、ご自身の元に招くために、御子をお遣わしになりました。 それは、暗闇のなかに灯されたマッチのように小さなものでしたが、この火に触れた人々の心には赤々と正しく生きる力が与えられたのです。

 今イエス様がおられたら、この世界を何と言うだろうかと思います。 そして私たちは誰に対して、「あなたは神の子だ、一緒にクリスマスをお祝いしよう」と言うべきなのでしょうか。