渋沢教会
更新日:2015.01.19

1月4日 御言葉の説教「素晴らしい物語の始まり」

大井 啓太郎牧師
イザヤ40:3〜5
マルコ1:1〜8

 

 2015年が始まりました。今年からマルコによる福音書を学びます。マルコ福音書は、新約聖書の中で一番古いとされています。 マタイもルカもこのマルコ福音書を土台にしながら、読み手になるであろうユダヤ人や異邦人を意識して書かれているのです。 そして書かれた年代は、イエス様が十字架にかけられ、天に昇られた後、約30年ぐらい経ってから書かれたと推測されています。 イエス様の言葉や行いは、12弟子たちの言葉によって語り継がれていましたが、だんだんと弟子たちが高齢になりその言葉を保存する必要が生まれました。 古くからの伝承によれば、このマルコ福音書はペトロの説教をその弟子であるマルコという人物が記述したものとされています。 そしてマルコ福音書が一番最初に書かれたという根拠の一つに、マルコ福音書は、他の福音書にはない、当時ユダヤ人が話していたアラム語が出てくるのです。 5:41に出てくる「少女よ、起きなさい」を意味する「タリタ、クム」や7:34に出てくる「エファタ」これは開けという意味ですが、 そのようなアラム語が出てくるのは、このマルコ福音書だけなのです。 その他にも主イエス様の言葉や行いが短い言葉で生き生きと述べられている所もこの福音書の特徴で、マタイやルカにある降誕物語がないというのも、 当時の人々の驚きの中心、それは福音の中心が、復活であったことを物語っています。 これはほかの福音書でも言えることですが、特にマルコは16章のうち最後の6章がエルサレム入城後の出来事で占められています。 十字架にかかった主イエスが、よみがえって我々の前に現れ、そして天に昇られた。神は神の子メシアをお送りになられたという事実を伝えようという意図で、 福音書は書かれているのです。それが1節にある「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」という言葉に込められています。福音とは嬉しい知らせのこと。 福音を伝えていきましょう。