渋沢教会
更新日:2015.02.08

1月25日 御言葉の説教「良いぶどう酒が取ってある」

浜崎 孝牧師
詩編104:15
ヨハネ2:1〜11

 

 ヨハネによる福音書2章1節以下は、主イエスさまが行なった「最初のしるし」(11節)を語っています。 イエスさまは、カナの婚礼で水をぶどう酒に変えたのですが、「しるし」とはその奇跡のことです。 「しるし」(セーメイオンというギリシア語の複数形)は、英語の聖書ではsignsです。なぜミラクルではなく、 「合図」や「目印」や「前兆」などを意味する「サイン」なのでしょう。福音書の著者ヨハネは、「最初のしるし」と語っていましたね。 つまり、この「しるし」は、これから現わされて行く栄光に満ちた出来事の始まりだというのです。 カナの婚礼におけるイエスさまの奇跡は、もっと偉大なことを見ることになるサインのようなものだった……。 そして、そのもっと偉大なこととは、主イエス・キリストの十字架の出来事であり、復活や昇天の出来事などでした。

 婚礼は、仕合せを育み、人間らしい喜びや悲しみを分かち合って行く出来事の始まりであり、それを祝福する大切な機会ですね。 ところが、そういう出来事にさえ人間の罪(的外れなど)が現れ、台無しにするような危機を招きます。 そして、だからこそ、私どもの人生には、主イエスさまのご慈愛とそのお力が必要不可欠なのです。 5節のマリア姉の言葉を、私どもへの語りかけとして聴きましょう。キリスト・イエスさまに信頼し、聖書に生きる信実には、 大きく深い感動の味わいが祝福されて行くことを憶えましょう。

 カナの婚礼の出来事は、イエスさまが「その栄光を現された」(11節)最初のしるし……。 私どもは、この出来事からも、「もっと偉大なことをあなたは見ることになる」(1章50節)という神さまのお約束を聴くことが出来るのです。 私どもには、あの世話役が花婿を称賛した微笑ましい言葉を借りて主イエスさまを、「あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました」(10節)と賛美する、 そういう嬉しいことがこれから何度も出会って来るのです。どうぞイエスさまを信頼して希望を更新し、一途に私どもらしい祈りの路づくりを進めましょう。