渋沢教会
更新日:2015.08.28

8月9日 御言葉の説教「信頼された弟子たち」

大井 啓太郎牧師
出エジプト4:10〜17
マルコ6:6b〜13

 

 イエス様は、まず12人を育てられました。彼らは弟子と呼ばれていましたが、マルコ3:13節以下で学んだように「使徒」とされました。 この使徒、ギリシャ語アポストロスの原意は使者です。「弟子」マテーテースとは学ぶ者マンタノーが原意です。 ですから、彼らは学ぶ者から伝える者へと変えられたのです。 「天の国は近付いた」という主イエス様の御言葉を学ぶ者から、そのことを伝える者へと変えられたという事なのです。 そして、2人組みにされたとあります。一人ひとりでしたら、もっと早く村々を訪問できたでしょう。 しかし、人間は弱いですから、一人だとくじけてしまうかもしれない。2人旅であれば、助け合う事もできます。 励ましあう事もできます。考えてみれば、「ひとりでいるのはよくない」と主なる神様は、天地創造のとき助け手をアダムに与えられました。 コヘレトの言葉の作者もまた、「ひとりよりもふたりがよい。共に労苦すれば、その報いは良い。 倒れれば、ひとりがその友を助け起こす」と書きました。そして二人三人集まって祈るところに私はいる、とイエス様は語りました。 それほど、交わりは大切なのです。

 また、主イエス様は元漁師、元徴税人などの普通の人々を選んで、使徒とし、汚れた霊に対する権能を授けられました。 ここでいう権能とは英語でオーソリティと訳されていました。簡単に言えば、どのように対処すればよいか良く知っているということです。

 また、福音宣教に必要な物はこの世的な準備ではなく、何よりも主への信頼であることを教えられます。ノルマがあるわけではありません。失敗してもいいのです。主は弟子たちを信頼して、大切な福音宣教の「はじめてのおつかい」に遣わされるのです。一人ひとりが持つ賜物が用いられ、人が変えられていく素晴らしい神のみ業を見て、神を賛美する時、その恵みすべてを受け取れるのです。