渋沢教会
更新日:2015.10.06

9月20日 御言葉の説教「開け心、開け人生」

大井 啓太郎牧師
イザヤ35:1〜6
マルコ7:31〜37

 

 耳が聞こえず、舌が回らないという障害を持った人が、その人を愛する人々によって、イエス様の元に連れてこられました。 彼の苦悩はどれほどだったことでしょう。当時、病は神様からの罰と考えられていましたし、実際そのような障害の中で、 たとえ手足は健康であっても人との自由なコミュニケーションができないのですから、できる仕事は自ずから限られたことでしょう。 そのような彼に対して主イエス様は、わざわざ彼の耳に指を入れ、つばをつけてその舌に触れられ、言われました「エッファタ」と。

 このことは何を意味しているのでしょうか?「開け!」それは新しさを意味します。 「開け!」という言葉に込められた主の思い、それはまた同じ人生に帰るのではない新しい人生に「開け!」ということなのです。 使徒パウロは、自分の弱さを嘆き、祈ったところ「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中で十分に発揮されるのだ。 (2コリント12:9-10)」という主の言葉に触れました。彼は、弱さがあるからこそ、主が働いてくださることを知ったのです。 主と共にある新しい生き方、自分の力ではなく神を求める生き方に「開かれて」いったのです。

 耳を疑い、目を覆うような事件が多発する今日、私たちの心もまた、この病に苦しむ人のように閉じていないでしょうか。 主の預言のように、「愛が冷えた」時代です。しかし主は、私たちにも「開け!」と呼びかけておられるのではないでしょうか。 アメリカでベストセラーになった『人生を導く5つの目的』という本の一節に「最も効果的なミニストリー(神様から託された働き)は、 あなたの最も深い傷から生まれてきます」とあります。弱さこそ、神様がなされようとする大切な働き(=使命)に用いられるのです。 そこにこそ、私たちの人生の無限の可能性と意味があるのです。