渋沢教会
更新日:2015.11.09

10月18日 御言葉の説教「あなたにとってイエスとは?」

大井 啓太郎牧師
イザヤ61:1
マルコ8:27〜30

 

 主イエス様は弟子たちに「人々は、私のことを何者だといっているか」と尋ねました。 これに対して、弟子たちは口々に「洗礼者ヨハネやエリヤという者がおりました。」とか「預言者の一人といっていたものがおりました。」と、人々の評価を伝えるのです。 聖書に出てくるこれらの人物は、終わりの時代に再び現れると考えられておりました。 そのような弟子たちの答えに、主は「それでは、あなたがたは私を何者だというのか」と問われました。 他人の答えではなく、あなたたちは私のことをどのように思っているのか?弟子たちは改めて主ご自身から尋ねられて戸惑ったでありましょう。 この問い掛けには一つの決断がいるからです。そのような中でペトロが口火を切りました。 「あなたは、メシアです」と。マタイ福音書では「あなたはメシア、生ける神の子です」と伝えています。 「メシア」というのは、ヘブル語で「油注がれた者」という意味で、当時この告白は命懸けのものでした。 安息日律法を無にするようなものを神の子と呼び、メシアと告白する、それは命を懸けなければ言うことのできない告白でありました。 私たちはそのように命がけでイエス様のことをキリストと告白しているでしょうか?

 私は大磯のエリザベスサンダーズホーム内にある江戸時代迫害にあった隠れキリシタンの遺物を集めた沢田みき記念館を訪れた事があります。 彼らは仏像の後ろに十字架を掘ったり、赤子を抱いたような観音様を作って、他人からは分からないようにキリスト教信仰を守ったのでした。 もちろん、見つかれば死罪になったのです。それでも彼らは、イエス・キリストに望みを置きました。苦しいから捨てられるようなものではない。 私たちもまたイエス様から、「私を何者だというのか」と問われているのです。