渋沢教会
更新日:2015.11.10

11月1日 御言葉の説教「これに聞け」

大井 啓太郎牧師
出エジプト19:8b〜9
マルコ9:2〜13

 

 主イエス様の十字架の死と復活を聞いた弟子たちは、悲しみと不安の中に置かれたのではないでしょうか。 そのような弟子たちを見て、主は、弟子たちを山に誘います。マルコには書かれていませんがルカ福音書9:28では「祈るために」と書かれています。 イエス様は「祈ろう」と、ペトロとヤコブとヨハネだけを連れて山に登りました。

 山に着くと、弟子たちは不思議な光景を目の当たりにするのです。旧約の律法と預言を代表しているモーセとエリヤが主イエスと話し合う姿を見るのです。 このとき、弟子たちは雲の中から主なる神様の声を聞きます。「これは私の愛する子、これに聞け」と。 神様はこれに聞けと言われました。何を聞けというのでしょうか?もちろん、悩みや相談事、不思議に思うこと何でも聞いていいのです。 しかし、ここでいう「これに聞け」には特別な意味があります。

 それはモーセとエリヤは消えて、イエス様が残ったということ。これはそれまでの律法と預言が主イエス・キリストによって、完成され成就したことを意味します。 律法も預言も主イエスによって成就している。分からないことがあったら、律法や預言に聞かずとも主イエスに聞けばいい。 主イエスに従えばいいのです。だからこれに聞くのです。しかし主イエスだけを頼ればいいのに、私たちは自分の知恵や力に頼ろうとする。 「これに聞け」と神自らが言われた主イエスに聞かないで、別の何かに聞こうとしてしまうのです。ただ主イエス・キリストだけを見つめて、声を聞く。 現代に生きる私たちは、聖書を読み、祈ることによってそれができるのです。