渋沢教会
更新日:2016.8.6

7月10日 御言葉の説教「信じる心」

大井 啓太郎牧師
コヘレト5:9〜16
使徒5:1〜11

 

 アナニアとサフィラは、バルナバの真似をして自分たちが所有していた土地を売りましたが、惜しくなったのか、その代金から一部を自分たちの物として、残りを献げたのですが、それが全てだと嘘を言ったのでした。そのことをペトロは見抜き、「売らないでおけばあなたのものだったし、また売っても、その代金は自分の思いどおりになったのではないか。どうして、こんなことをする気になったのか。」と叱責したところ、アナニアは倒れ、息絶えてしまったのです。そして妻サフィラもまた、ペトロに夫が死んだことを聞かされ息絶えてしまったのです。

 この物語を読んで、財布の中身を計算してしまう誘惑が私たちにもあるのではないか?もしそうなら、私たちはアナニアとサフィラと同じ罪を犯しているのではないかと思ったのです。聖書には、「すべてを捨てて私に従ってきなさい」というイエス様のみことばがあります。そして実際、弟子たちは仕事や財産を投げ打ってイエス様に従ったのです。ですから、ペトロたちの説教もそのような「自分を捨てることの大切さ」「この世ではなく天に宝を積むこと」を説くものであったと思われます。そのような教えはキリスト教だけでなく、宗教全般が教えるところでしょう。しかし、それは本来、人から強制されるべきものではなく、自発的に行われるからこそ、麗しいものとなるのです。しかし、このアナニアとサフィラは、すべてをささげたと嘘をついたのです。問題は、嘘をついてささげたことに大きな問題があったのです。彼らは「全てを売った」献身者という目で人々から見られたかったのです。しかし、そのような偽善が教会の腐敗の元となってしまうのです。

 私も若い頃、献身の思いでもなく、感謝の思いでもなく、ただ自分の楽しみのために献金をささげてしまったことがありました。私たちは、他人の目など気にせず、しっかりと神様に正直に献身と感謝の思いを形にすればいいのです。

説教詳細は休みます