渋沢教会
更新日:2016.11.19

10月2日 御言葉の説教「メカラウロコ」

大井 啓太郎牧師
イザヤ書52:7〜10
使徒9:1〜22

 

 後にパウロと呼ばれるサウロは、ローマ市民権を持つ裕福な家に生まれ、また、最高の教師の下でユダヤ教を学びました。彼はエリート中のエリートだったのです。そのような彼ですから、自分こそユダヤ教を一番知り、また守っているという自負がありました。彼自身「ヘブライ人の中のヘブライ人(フィリピ3:5)」と語っているほどでした。そのような彼の耳に、律法を軽視し、十字架にかかって死んだイエス・キリストを救い主と信じる一派がいるということが入ってきたのです。この一派の存在は彼には幾世代も守り受け継いできたユダヤ教を破壊し、冒涜するように思えたのです。彼は先頭に立って、クリスチャンを捕まえるという役を買って出ていたのです。そんな彼に、大きな転換期がやってきました。ダマスコという町に行こうとしていた、その途中で不思議な体験をしたのです。「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」という声を聞いたのです。「主よ、あなたはどなたですか」とサウルが尋ねると、その声の主は「私はあなたが迫害しているイエスである。」と答えたのです。その声を聞いた後、サウロの目は見えなくなってしまい、その後3日間飲み食いできないほどのショックを受けていたのです。

 そのような彼の前に、アナニアという一人のクリスチャンが現れました。彼もまた、不思議な体験をしていました。夢の中で、サウロを訪ね、彼の目を元通りにしなさいと神様に命じられていたのです。彼はサウロを訪ね、癒しました。するとサウロの目からうろこのようなものが落ちて、すぐに見えるようになりました。彼はキリスト教の洗礼を受け、すぐに「イエスこそ神の子である」と宣べ伝え始めたのです。彼は危機に陥って心の目が開かれたのです。今、前が見えない状態にある人こそ、本当のゴール、神の国を見出すチャンスなのかもしれません。

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