渋沢教会
更新日:2017.1.7

10月30日 御言葉の説教「すべての人の主」

大井 啓太郎牧師
イザヤ59:1〜8
使徒10:34〜48

 

 ペトロが見た食べ物の幻は、ペトロのこれまでの信仰に大きな衝撃を与えたのです。「神が清めたものを清くないなどとあなたは言ってはならない」。そして、コルネリウスの出迎えを受けて、彼は確信しました。

 「神は人を分け隔てなさらないことが、よくわかりました。」英語では「now realize 今悟った」という言葉が使われています。「どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神にうけいれられる」と。

 そしてペトロは、コルネリウスらにキリスト、メシア、ユダヤ人の王として処刑されたイエスは、3日目に復活し、審判者として神が定められた方であること、また、主イエスを信じる者は、その罪が赦されるということを解き明かしたのでした。すると、コルネリウスらに聖霊が降ったのです。ここで驚くべきことは、異邦人に聖霊が降った。それも洗礼を受ける前にということです。あえて書かれていますが、割礼を受けた人々が、割礼を受けていない人々にも聖霊が与えられ、異言を語りだしたことに大いに驚いたと記されています。この箇所は「異邦人のペンテコステ」と呼ばれている個所で、その前にも、エチオピアの宦官が洗礼を受けたことが記されており、きっとほかにもそのようなことがあったと思うのですが、世界中のユダヤ人から、世界中の人々に福音が広がり、異邦人の教会が成立した画期的な出来事としてそのように言われているのです。

 私たちも、洗礼を受けたものに聖霊が降ると理解しがちですが、神の働きは私たちの理解をはるかに超える形でなされるのです。ペトロは、この後、この出来事をエルサレム教会に報告しますが、エルサレム教会には、律法を重んじ、異邦人を受け入れられない人々がいました。彼らの姿に、自分自身を見る思いがするのです。私たちにも「今悟る」必要のあることがあるのではないでしょうか。

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