渋沢教会
更新日:2017.1.7

11月20日 御言葉の説教「神に呼ばれて」

大井 啓太郎牧師
ヨシュア記1:1〜9
使徒13:1〜12

 

 この使徒言行録13章よりパウロの宣教旅行の記録がクローズアップされていきます。パウロは3回の宣教旅行を行っていますが、その宣教の拠点となったのが、アンティオキア教会でした。アンティオキアというのはシルクロードの西側の出発地だったそうで、非常に繁栄した町でした。そしてこのアンティオキア教会は、生まれて間もない群れでしたが、エルサレムの教会が大飢饉で苦しんでいると聞くや、援助の品を送るなど活動が活発な教会だったのです。バルナバ、ニゲル(黒という意味)と呼ばれたシメオン、キレネ人ルキオ、領主ヘロデとともに育ったマナエン。そしてサウロ。こう見ても様々な背景の人がいたことがわかります。多様性は互いを理解することが大変で、分裂をもたらしやすいものですが、しかし、一致できたならば、それぞれの足りないところを補い合い素晴らしい力が発揮されるものです。ユダヤ人ばかりのエルサレム教会より、アンティオキア教会が異邦人伝道の拠点となったのは、このような背景からでした。そして、熱心な祈りに主は語られたのです。「サウロとバルナバを私のために選び出しなさい」と。このアンティオキア教会では、大切な時には断食をしていたのです。これはユダヤ教の習慣でした。アンティオキアの人々は、二人を送り出す際も、歓送会で豪勢な食べ物を用意するのではなく、断食して祈るのです。私もJCGIの方策論文を書く中で、断食することが大切だと教えられ、実践しました。断食をしたことがある方はお分かりでしょうが、確かに空腹は覚えますが、それ以上に神経が研ぎ澄まされる感じがしました。迫害が続く中、生まれたばかりのアンティオケア教会にとって、礼拝と祈りと断食はきっと同じぐらい大事だったのかもしれません。そのように送り出された2人は、バルナバの故郷キプロス島へ渡りました。ここで魔術師との出来事が記されています。自分の保身を図ろうとする魔術師は目が見えなくなり、逆に地方総督は真理に目を見開かれていく。神の奇跡は、神を求める人に与えられるのです。

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