渋沢教会
更新日:2017.4.30

3月26日 御言葉の説教「使徒のアルバイト」

大井 啓太郎牧師
イザヤ41:10〜13
使徒18:1〜17

 

 孤独の中、一生懸命語ったアテネでの伝道は、あまり成果を得ることができず、コリントに着いた時パウロは「恐れに取りつかれ、ひどく不安だった(Tコリ2:3)」のです。パウロは自分の力の限界を感じ、主の力のみ頼る原点に立ち返らされていました。ここで、アキラとプリスキラというユダヤ人夫婦に出会います。もともとはローマに住んでいた彼らでしたが、時の皇帝のローマからのユダヤ人追放令によって、この土地にやってきていたのです。パウロにとって彼らとの出会いは、まさに神の助けであり、パウロの生涯にわたって、いやキリスト教会にとって大きな支えとなりました。彼らとの出会いがなければ、このコリントで1年6か月という長い間この地に留まることはなかったと思いますし、のちに行くことになるローマについて彼らを通して話を聞くこともなかったのです。パウロは彼らとともにテント造りという仕事をしながらこのコリントで、イエスこそ約束されたメシアであることを宣べ伝え、教会を形成したのでした。

 今、渋沢教会のみならず、日本の教会は高齢化が進み、このままでは教会が立ち行かなくなるという不安な状態に差し掛かっています。今までは、牧師は教会の働きに専念していれば、経済的にもよかったのですが、それが成り立たなくなる事態に直面しています。実際、秦野市キリスト教協議会に属する7つの教会のうち、5つの教会は牧師や牧師夫人が何らかの仕事やアルバイトをして、教会の働きに仕えています。しかしそれはパウロがきっとそうであったように、自らの生活のためだけでなく、新しい人々との出会う機会でもあるのです。カトリック教会にも「労働司祭」といわれる聖職者が、社会の中で働きながら主に仕えています。私も神様が与えて下さった賜物を用いて新しい60年のために働きたい。

説教詳細は休みます