渋沢教会
更新日:2017.4.30

4月2日 御言葉の説教「心友」

大井 啓太郎牧師
箴言17:17, 18:24
使徒18:18〜28

 

 パウロらはコリントで1年6カ月伝道し、多くの人々が主イエスを救い主として受け入れました。そしてこのことを報告するためにケンクレアイから船出し、小アジアにあるエフェソにやってきたのです。この町は、アジア州の中心都市であり、女神アルテミスを祭る壮麗な神殿がありました。この神殿は紀元前2世紀にビザンチウムの数学者で旅行家のフィロンの書いた「世界の七つの景観(いわゆる世界の七不思議)」の中で選ばれるほどの巨大建造物でした。このようにエフェソは、小アジア側にありながら異教の香りが濃い土地であったのです。しかし、このエフェソに建てられた教会は、その後大きく発展します。その礎となったのが、アキラとプリスキラ夫妻の存在なのです。

 彼らがいつクリスチャンになったのかは、聖書ははっきりと記していませんが、パウロと生活を共にする中で、彼らの信仰が深められ、強められたことは確かです。パウロがコリントを去る時、この夫妻の生活の基盤はすでにコリントにできていたはずですが、彼らはパウロらと共にエフェソにやってきて、そしてこのエフェソに留まりました。さらにパウロが去った後、アレキサンドリア生まれのアポロという雄弁家がエフェソを訪れ、救いを説いた時、主の名によって新しくされ、我々も復活し神の国に住まうことができるという、パウロから学んだ主の名による洗礼を語り、正しい福音理解をさせ、さらにアポロが、アカイア州に行くことを望んでいたので、彼らはコリントの教会の人たちに手紙を書いてアポロに持たせ、アカイア州へと派遣したのでした。

 パウロとこの夫妻の間の強い絆は、ローマの信徒の手紙の結びに表れています。「キリスト・イエスに結ばれてわたしの協力者となっているプリスカとアキラによろしく。命がけでわたしの命を守ってくれたこの人たちに、わたしだけでなく、異邦人のすべての教会が感謝しています。」(ロマ16:3〜5)私たちも誰かの心の友でありたい。

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