渋沢教会
更新日:2019.5.6

1月21日 御言葉の説教「アイドルはもういらない」

大井 啓太郎牧師
イザヤ2:1〜22
Tヨハネ5:20〜21

 

 ユダヤの民は北イスラエル王国と南ユダ王国に分裂し、そして北イスラエルは前721年、アッシリア帝国によって滅ぼされました。南ユダはかろうじて占領を免れ従属国として、依然アッシリアやエジプトの脅威にさらされていたのです。イザヤが見た風景とはどんなものだったのでしょうか?国が滅びるとは?日本も第2次世界大戦後、多くの町が焼け野原になり、多くの人々が傷つき、命を失い、寡婦や孤児があふれました。日本人は、戦争の悲惨さをもう2度と繰り返さない決意で戦力不保持をうたった日本国憲法を制定しました。イザヤもまた、戦いの不毛さを見たのです。だからこそ4・5節の「…もはや戦うことを学ばない。ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。」と、南ユダの人々に語りかけているのです。しかし、「この国は銀と金とに満たされ財宝には限りがない。この国は軍馬に満たされ戦車には限りがない」(7節)とあるようにエルサレムは繁栄し、武器に満ちていました。人々は、それらに頼っていたのです。主なる神に頼ることなしに。この姿は、経済力や最新式の武力で安心安全を手に入れようとしている今の日本の姿にも見えます。

 私たちは、何か良いものがあるとすぐに目移りしてしまう愚かさをもっています。しかし、主以外のものは全て偶像(英語でアイドル)です。それらは、主なる神の前ではまったく空しいものなのです。イザヤは「人間に頼るのはやめよ」(22節)と警告します。神以外のものを神とする時、「その日」は喜びの日ではなく「主の恐るべきみ顔と威光の輝きを避ける」日になってしまうのです。

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