渋沢教会
更新日:2020.2.8

7月28日 御言葉の説教「作る神、作られた神」

大井 啓太郎牧師
イザヤ44:6〜20
使徒19:23〜27

 

 今日のみ言葉は、本当の神様とはどのようなお方であるかを語っています。先週お話ししたように50年以上捕囚の民として生活していた人々の中には、バビロニアの神々を信仰する人々が現れてきました。当時のバビロニアでは、エンキ・エンリル・マルドゥク・イシュタルなどという神が有名で他に30体ほどの神が有名でした。さらに「自分の神」として「個人神」信仰されていました。それらはあまりにも個人的なため今では知られていないそうです。

 このような当時の宗教観を知ると、今日のみ言葉が語っている背景と意味がよくわかると思います。彼らは好き勝手に木や石で自分の神を作り、また作られた神を信仰していたのです。ユダヤ民族はこのような偶造を固く禁じていましたから、バビロニアはまさに異教社会でした。偶像とは自己中心の実体化したものであると言えます。彼らの目はまさに18節「ふさがれている」のです。人々は、自分の願いをかなえてくれる存在を求めるのです。しかし、この世界を創造された唯一なる神は、人と人格的につながり、その願いをかなえてくださるお方ですが、人の願いどおりにかなえるのではなく、それ以上に大きな恵みを与えようとしておられるのです。木や石で作られるようなお方ではないのです。

 私たちの日本もまた、八百万の神というほど、多神教の世界です。神社では、ご神体のほかに樹齢が長い大きな木も、ご神木となって信仰の対象になったり、もっとひどいのは、観光の目玉として何のゆかりもないようなものをご神体にしてパワースポットとして宣伝しているということです。だからこそ、私たちは本当の神様を伝えるために遣わされているのだと思うのです。しかし、使徒パウロが「知らない神を教えます」と語ったようにただ、相手を批判するのではなく、相手に本当の神とはどのようなお方なのか伝えることが大切です。

 

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