渋沢教会
更新日:2020.2.8

10月20日 御言葉の説教「先を進まれる神」

大井 啓太郎牧師
イザヤ52:1〜12
ローマ10:14〜17

 

 皆さんも聞いたことがあると思いますが、いかに大きな象でも、鎖に繋がれたまま長くいると、もう逃げられないと諦めて、鎖をはずしても逃げないというのです。「背中を地面のように、通りのようにして踏み越える者にまかせる」(51:23)という言葉にありましたように当時のバビロニアに征服されたユダヤの人々の心にも、鎖がはめられていましたから、そこから立ち上がるというのは、容易なことではなかった。だからこそ、主なる神様は、繰り返し繰り返し、「立ち上がれ、奮い立て」と人々の心にエールを送ったのです。

 エールといえば、ラグビーワールドカップで、なぜ日本がここまで勝ち残れたかといえば、その要因の一つは自国開催、声援にあると思うのです。「がんばれー」と応援される経験をされた方なら、どれほど力になるか、くじけそうになってももうちょっと頑張ろうという力になるのです。逆にそのような声援がなければ、もうここで辞めてしまおうという気持ちにもなる。ユダヤの人々は、主なる神様の声援を受けていた。そして、私たちにも神様の「奮い立て、奮い立て!」という声援があるのです。

 7節以下は40:9と同じような内容ですが、ユダヤの人々が、バビロニアの支配が終わり、捕囚の民として連れ去られた人々の帰還を知らせる預言者の姿です。その声を聞き、エルサレムやその周辺の町々が、その帰還を喜ぶ描写が8-10節でした。そしてこれは、福音を宣べ伝える者の姿でもあります。

 私は来年の計画を考える中で、良い材料がなく落ち込んでいました。自分は本当にこの教会で、牧会していていいのだろうかとも思うほどでした。しかし、このみ言葉によって、もう一度立ち上がろう、奮い立とうと思わされました。そんなに急がなくてもいい、神様がなされることは、きっと形になっていく。

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