渋沢教会
更新日:2020.3.14

12月8日 御言葉の説教「クリスマスの不思議Aマリアと天使」

大井 啓太郎牧師
イザヤ7:14
ルカ1:26〜38

 

 クリスマスの不思議の中でも、マリアが天使から妊娠を告げられる受胎告知ほど、不思議なことはありません。マリアは、どこにでもいた結婚を控えた普通の女性でした。彼女には、ザカリヤの妻であるエリサベトという年の離れた親戚がおり、その女性が妊娠して6カ月目に、何の前触れもなく、天使の訪問を受けたのです。この時、神の人という意味の名をもつガブリエルは、このマリアに「おめでとう、恵まれた人、神はあなたと共におられる」と突然に現れ、突然に宣言するのです。それにしてもなぜ彼女が選ばれたのでしょうか?

 神様の特別な選びがあったことは間違いありません。しかし、カトリック教会のようにマリアには原罪がなかったとか、主イエス様のように天に昇ったと、そこまで特別視するのは疑問です。私はこの罪に満ちた世界に御子が来られたという奇跡だけで十分だと思うのです。彼女に特別な何かを求めなくとも、彼女が人として救い主の到来を待ち望んでいた信仰者であったことだけで十分なのです。主なる神様は、救いの約束ゆえに、そのような普通の者を用いてくださるのです。

 今私たちは、不完全で、不正がまかり通る理不尽な世界に生きています。先日アフガンで凶弾に倒れたクリスチャンの中村 哲医師は、ただただ干ばつで農業ができなくなり、難民となった人々のために、緑を取り戻そうと白衣を脱ぎすて、作業服を着て用水路を掘って地域に尽力した方でした。その中村医師は「ほっとけない」と生前言われていました。そうです。放っておけないという思いこそ、神様が私たちに示された思いであり、主が来られた意味なのです。そして私たちキリスト者も、この世界の先に本当の世界というプレゼントがあることを大切な方に伝えずにはいられないのです。ほっておいてはいけないのです。

 そのために主イエス様を迎え入れる心の準備をしましょう。「主があなたと共におられる」と今も天使は私たちに語りかけているのですから。

説教詳細は休みます