渋沢教会
更新日:2020.3.14

1月12日 御言葉の説教「恵みは近い」

大井 啓太郎牧師
イザヤ56:1〜12
ローマ13:11〜14

 

 イザヤ書56章以降は捕囚を経験した人々がエルサレムに帰還した時代について記されており、この56章から最後の66章は、単にイスラエル民族だけの救いから、全世界の人々の救いという視点で語られています。新しい救い主によって新しい祝福が、異邦人を含む全ての人々に及ぶことをイザヤ書の著者は語っているのです。

 ペルシャ帝国のキュロス王によって捕囚から解放され、エルサレムに戻った人は5万人ほどと言われています。が、エルサレムは70年経っても昔の栄華には程遠い有様でした。神殿も破壊されたままだったのです。(エズラ記1、2章参照)国とは、地域や民族的な一致によって成り立ちます。ですから、2節にあるように安息日を守り礼拝することを求め、エルサレムに住む異邦人や宦官といった、それまで主の民と認められなかったような人々にも、このように信仰共同体の一員になることを求めたのです。

 しかし、現実的には、様々な人がおりました。11節以降に記されている人々です。イスラエルを守るべき人々が、本来の役割を忘れ、獣と比喩されている外国の敵に好き放題にされてきた。そして今もなお、私利私欲を求め、イスラエルを顧みない人々がいる。彼らについては続く57章でも、神様は厳しい言葉を告げています。

 私たちは、主の民です。主の民とは礼拝する人々を指します。神様をまず第一とする人々です。神に祈り、助けを求める人々のことです。人の力には限界があることを知る人々です。もし今日的課題としてこの箇所を読むなら、性同一障害といったセクシャルマイノリティの人々にも神の民としての門が大きく開かれていると、考える必要もあるでしょう。

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