渋沢教会
更新日:2020.5.10

5月3日 御言葉の説教「恐れるな、私はあなたと共にいる B」

大井 啓太郎牧師
イザヤ41:8〜13
ルカ5:1〜11

 

 主イエス様が4人の漁師を最初の弟子とする場面では、マタイとマルコ福音書 では、彼らはすぐに主イエス 様 に従ったイメージで読んでしまうのですが、この ルカによる福音書ではすでにシモン・ペトロは主イエス様と面識があったことが うかがわれます。主イエス様は 、ペトロに船を借りて岸から少し離れたところか ら民衆に話しました。話が終わって、さあ帰ろ う としたところ、イエス様が「も う少し沖に漕ぎ出して網を下ろし、漁をしなさい」と言われました 。 疲 れ てい た ペトロ で す が 彼は「 お言葉ですから、網を下ろしてみましょう」と少しでも魚が 取れたら、イエス様にお土産にでもあ げようかと期待もせず 網を下ろしたのです。 すると、信じられないほどの魚が網に かかり、網が破れそうになってあわてて同 僚の船に合図して、手伝ってもらいました。そして、船が沈みそうなほど魚でい っぱいになったのです。信じられない位の大漁に、ペトロは驚きました。そして、 自分がイエス様を軽んじていたことに、罪責の念を 感 じたのです。彼は、その出 来事を偶然と理解せずに、「自分の目の前に神様の力を持って働かれている方が いる」と 理解したのです。ペトロは最初は「先生」とイエス様のことを 呼 んで い ましたが、このときは、「 主よ」と呼んで、自分の罪を告白しています。「主よ、 私は罪深いものなのです」とイエス様の足 元にひれ伏したのです。 その時主 は言 いました。「恐れることはない。今からのち、あなた は 人間をとる漁師になる」 と。マタイ、 マルコは「人間をとる漁師にしよう」とイエス様がならせるような 言い方ですが、このルカはその ような言い方ではなく、「 あ な た は な る」とよ り直接的な言い方で す。彼らは今まで大事にしていた仕事道 具をそのままにして、 主に従ったのです。

 今、私たちは 新型 コロナウイルスの猛威の中で、私たちの今までの日常を変え ざるを得ません。しかし、それはもしかしたら、もっと素晴らしいものを見出す きっかけになるかもしれないのです。 「捨てる」とは今までの生き方を変えると いう象徴でもあり ます。このコロナウイルスで生き方を問われている今、主に従 うとはどういう生き方かを改めて考えたい。

 

 

説教詳細は休みます