渋沢教会
更新日:2020.7.18

7月5日 御言葉の説教「預言者イザヤが遺したものA」

大井 啓太郎牧師
イザヤ66:15〜24
Tペテロ3:8〜9

 

 イザヤは、神の民らしい選択をするように王や国民に呼びかけ、南ユダがバビ ロニア帝国に滅ぼされ、人々が連れ去られたバビロンの地でも彼は希望を失いま せんでした。そして、主の約束は 60 年という長い時を経て、紀元前 539 年ペル シャ王キュロスによる帰還の許可によって実現しました。彼らは帰還後、エルサ レム神殿の再建に取り掛かり、中断を経て 516 年に完成します。しかし、ペルシ ャ帝国も紀元前 330 年にギリシャ・マケドニアのアレクサンドロス大王によって 滅ぼされ、そのマケドニアもいくつかの王朝が変わりながら、ローマ帝国に吸収 されてゆき、主イエス様が生きた西暦 1 世紀は、ローマ皇帝から認められたエド ム人のヘロデがユダヤ王と治めていました。今もエルサレムは、パレスチナ問題 を抱え、神様が約束してくださった平和には程遠い状況です。ですから、イザヤ の預言は、主イエス・キリストの出現に続く、新しい天と新しい地というまだ私 たちが経験していない未来について語られている点を考えれば、イザヤの預言は 今もなお進行中であるといえるのです。

 16 節の「見よ、主は火と共に来られる。…主に刺し貫かれる者は多い。」は恐 ろしい言葉ですが、同時に、22 節「わたしの造る新しい天と新しい地が/わたし の前に永く続くように/あなたたちの子孫とあなたたちの名も永く続くと/主 は言われる。」という言葉は、私たちに慰めと希望を与えてくれるものです。何 より、主イエス様の十字架の贖いこそ、私たちの希望そのものです。

 イザヤが遺したもの、それは、「主に従うものの希望」だと思います。新型コロ ナウイルスが世界をおおっても、今、九州を襲っている豪雨や、東日本大震災の ような自然災害が私たちを襲っても、なお信じ続けること。それを、イザヤや、 すべての預言者たちが命を賭して、私たちに語りかけているのです。

 

 

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