渋沢教会
更新日:2020.7.30

7月19日 御言葉の説教「神様の約束」

大井 啓太郎牧師
イザヤ7:14
マタイ1:18〜25

 

 ヨセフは「ダビデの子孫」でしたが、ガリラヤの片田舎ナザレの町で大工とし て生きていた人でした。そんなヨセフは、婚約者のマリアから妊娠したと知らさ れて悩みました。身に覚えがなかったからです。当時不倫は石打の刑にあうほど の重い罪(申命記 22:22-,24:1)でしたが、マリアを愛していたヨセフは公にする ことなく、密かに離縁しようとします。しかし天使が夢に現れて、「ダビデの子 ヨセフ、その子は約束された神の子だから、おそれず妻に迎えよ」と、聞かされ るのです。ヨセフは最初のイエス・キリストの信仰者、最初に希望を与えられた 人物と思うのです。次の朝、起きた時には、もう彼の心には迷いはなく、マリア を妻にし、その後、人口調査のために生まれ故郷のベツレヘムへ旅し、イエス様 が生まれた後もヘロデの手を逃れるために家族を守ってエジプトへ旅しました。 聖書には一言も彼の言葉は出てきません。しかし、この無言の中に、彼の誠実な 信仰と人となりが見えるように思うのです。ヨセフは救い主であるキリストの父 ではありませんでしたが、彼もまた、神が選び給うたイエスの父だったのです。

 また、注目したいのは 23 節「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その 名はインマヌエルと呼ばれる。」という言葉です。インマヌエルとは「神は我々 と共におられる」という意味です。聖書は、聖霊によって救い主が誕生したこと を語りますが、このことは私たち人類に対して、神様が最後にして最大の手を打 ったことを意味します。イザヤは、バビロニア帝国からの救いを思い、イエス様 と同時代を生きた人はローマ帝国からの独立を思い描いていたかもしれません。 しかし、その本質は主なる神様との関係の修復であり、和解です。神様との関係 が、イエス・キリストの誕生と十字架、復活によって完全に回復したことが、こ のインマヌエル「神我らと共にいます」という言葉に込められているのです。

 この世界は、これから温暖化による異常気象など、人類が生きていくためには 過酷な環境になるのかもしれません。しかし、「神我らと共にいます」というこ とをしっかりと心に刻み、心の目を上げて歩んでまいりましょう。

 

 

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