渋沢教会
更新日:2020.11.8

11月1日 御言葉の説教「主イエスの教えH悩みに振り回されるな」

大井 啓太郎牧師
詩編55:23
マタイ6:25〜34

 

 私たちは生きるためにいろいろな自衛手段を講じます。急に失業して困らない ように貯金をしたり、計画をたてます。私たちが生きるためには、働き、生活の 糧を得なければなりません。それが私たちの現実です。それでもイエス様は、「思 い悩むな」と言われているのです。必要なものは神様がご存じであり、それを信 じて生きなさい。それがイエス様の教えなのです。

 イソップの寓話に働き者のアリと歌って暮らしているキリギリスの話がありま す。キリギリスは冬の到来によって飢えて死んでしまいますが、アリは蓄えで生 き残るのです。財産(富)はこのように私たちになくてはならないものです。し かし、この話の世界に主イエス様がいらっしゃったらこの物語はこのような終り 方をしなかったはずです。実はアリもキリギリスも一見違うものですが、同じ「こ の世の価値」を大切にしているのです。主イエスの「明日の事を思い煩うな」と いう言葉を聞いてアリはただがむしゃらに働く事を止め、働く事の意味を考え始 めるでしょうし、飢えているキリギリスに食べ物を分けたかもしれません。キリ ギリスもまた、享楽的に生きる事の空しさを感じて働き始めたのではないでしょ うか。…主イエスは様々な「この世の価値」に囚われている私たちに、慰めと平 安と希望を与えるために、思い悩むなと語りかけられます。私たちはよく生きた いと願っています。他人との比較や競争などによって生ずる優越感・劣等感とい ったこの世の空しい価値観に振り回されることなく、何よりもまず、神の国と神 の義による新しい命を見出だすことを求めておられるのです。一日一日を主に委 ねる。当たり前の事ですが、そこに新たな祈りが生まれ、賛美が生まれる。敬虔 とはまさにこのような一日一日の積み重ねなのです。現在の生活は、神様からの 贈り物、そしてこれからの生活は神様への贈り物です。

 

 

 

 

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