渋沢教会
更新日:2020.12.20

12月13日 御言葉の説教「ヨセフとマリアA旅する人々」

大井 啓太郎牧師
イザヤ9:5
ルカ2:1〜7

 

 ヨセフとマリアは天使のお告げを聞いた後、ローマ帝国の人口調査のため、住 んでいたガリラヤのナザレから、120〜140キロ離れたダビデの町ベツレヘ ムまで、大変な旅をする必要がありました。着いたものの人口調査で人があふれ、 小さなベツレヘムの町には泊まるところがなかったのです。そのため、マリアは 汚い家畜小屋で男の子を生みました。聖書は、人間の罪深さをこの飼い葉おけに 響かせます。長い旅の果てに、寒い家畜小屋でお生まれになったという姿は、人 間の世界が救い主を受け入れなかったことを意味するのに十分な出来事です。

 そして、旅をしてきたのはヨセフとマリアだけではありませんでした。東の国 から占星術の学者たちが、新しい王の誕生を星の動きで知り、はるばる旅してき たのです。彼らは、占星術といっても国の政治を決めるような古代ペルシアの聖 職者でした。この人々は隣国の新しい指導者が与えられたと、その星の動きから 理解し、国を代表して表敬訪問をしにやってきたのです。

 しかし、お会いした乳飲み子は、当初考えていたような王ではありませんでし た。貧しい身なりの夫婦に与えられたごく普通の赤ん坊がそこにいたのです。し かし、母マリアからその誕生のいきさつや羊飼いたちがマリアに話したことを聞 き、この乳飲み子こそ間違いなくユダヤの王であることを悟りました。彼らは携 えてきた宝物をおささげしました。また、帰ろうとしたところ、夢で「ヘロデの ところに帰るな」というお告げがありました。このことによって、この幼子イエ スが、単なるユダヤの王になるのではないことも彼らは感じたのです。そして彼 らは、ヘロデに会うことなく、別の道を通って自分たちの国に帰っていったので す。

 旅する異邦人の学者たちが、救い主と出会い、新たな王と出会った。私たちの 人生にも主イエスという新たな王が生まれたのです。この方を私の王と認めるな らば、私たちの生き方も変わるのです。東の国の学者たちのように、新たな王に お会いする心の旅を続けたいのです。

 

 

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