渋沢教会
更新日:2020.12.27

12月27日 御言葉の説教「ヨセフとマリアB救い主の誕生」

大井 啓太郎牧師
レビ12:2〜7
ルカ2:21〜24

 

 降誕劇では、羊飼いたちが、家畜小屋で主イエス様を見つけた後、すぐに東の 国の占星術の学者たちがやってきて、宝物を捧げて、帰路に就くというのが、一 般的なものですが、よくよく聖書を読んでみますと、占星術の学者たちが来る前 に、主イエス様たちがエルサレムに行き、宮もうでをするという出来事のほうが 先のように思うのです。なぜなら、長男を主に捧げるということや、マリアの清 めの儀式は、厳密に律法に記されており、エジプトに逃れる前にしかできないこ とだからです。ベツレヘムとエルサレムは近いところにありましたから、行って 帰ってくることは、容易なことでした。何より、マタイ福音書2:10にありま すように、占星術の学者たちは馬小屋ではなく「家に入って」主イエスを見たと あり、家畜小屋とは書いていないのです。

 ヨセフとマリアはアブラハムの故事に習い、主イエス様をエルサレムに連れて いきました。この時、2人の神の前に正しい人と出会います。一人はシメオン、 もう一人はアンナです。シメオンはメシアに会うまで決して死なないと命じられ ていた人物でした。シメオンは慰めを願っていました。それが望みだったのです。 そして、もう一人の年老いた女預言者アンナもまた、救い主を見て、人々にこの 事を伝えた人物でした。喜びのうちに終えることのできる生涯とはなんと素晴ら しいものかと思わされるのです。

 ヨセフとマリアは、羊飼い、シメオンとアンナ、そしてこのあと出会う学者た ちの出会いから、自分たちの子どもが、特別であることをはっきりと理解し、彼 らは主を育てる使命を自覚し、生きることができたのです。

 今私たちは、新型コロナウイルスの流行で先が見えない時代を生きています。 今回の出来事は、私たちの日常が、本当にもろくはかないものであることを知ら せました。でも、同時に希望に生きる力というものも感じたと思うのです。私た ちもまた、シメオンやアンナのように神の救いの目撃者として、この世界の慰め を祈り求めていきましょう。

 

 

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